三島由紀夫はこんな言葉を残しています。
「たとえ暗殺が全然なかったら、政治家はどんなに不真面目になるか。殺される心配がなかったら、いくらでも嘘がつける」
半世紀以上前の言葉です。でも今、これを読んで「昨日のニュースみたいだ」と感じた人は、きっと少なくないと思います。
裏金、統一教会との癒着、繰り返されるスキャンダル……。なぜ彼らは何度でも同じことを繰り返すのか。なぜ誰も本当の意味で責任を取らないのか。
答えは単純です。「痛い目に合わないから」です。
法律を作るのは政治家自身。メディアは記者クラブという構造の中で政府との関係を優先せざるを得ない。世襲議員が閣僚の過半数を占め、選挙に負けても子どもに地盤を引き継げる。
これはもはや民主主義ではなく、形を変えた貴族政治に近いんじゃないでしょうか。
さらに恐ろしいのは、自民党の憲法改正草案が「国民主権」の記述を大幅に変更・削除しようとしている点です。三島が「国民が主権者であるという事すら憲法改正で消し去ろうとしている」と怒った、まさにその方向に、今の日本は向かっています。
「どうせ変わらない」という無力感こそ、権力者が最も望む国民の状態です。
三島の問いは、今もあなたに届いています。
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