東京入管に忽然と現れた「100人超えの行列」。その大半を占めるベトナム人の若者たちは、なぜ「摘発を恐れるはずの場所」に、自ら足を運んでいるのでしょうか。
理由は、日本側の取り締まり強化ではありませんでした。突きつけられていたのは、母国ベトナムからの「逃げ場のない現実」です。関係者によれば、入管を訪れるベトナム人の数は先週比でおよそ6倍にまで急増しているといいます。
来月10日、ベトナム本国で施行される新ルール。海外での不法滞在に対する罰金が、最大10倍、日本円でおよそ60万円にまで跳ね上がるといいます。出稼ぎ労働者にとって、60万円は何年もかけて貯めてきた蓄えを一瞬で失いかねない金額です。「額が高くなるのは仕方ないけれど、これ以上は嫌だ」——そう語り、期限内の帰国を急ぐ人々の姿がありました。
日本の入管当局がどれだけ手を尽くしても動かなかった不法滞在という課題が、母国の「金銭的ペナルティ」ひとつで一気に動いた。この皮肉な事実は、外国人労働者の生活がいかに不安定な基盤の上に成り立っているかを物語っています。
続きは本文にて、罰則強化の背景や「帰りたくても帰れない人」の存在にも踏み込んで詳しく解説しています。
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