「自殺の9割以上は他殺なんです」。
そう語ったのは、2万体の死体を検死してきた元東京都監察医・上野正彦氏です。『死体は語る』で65万部超のベストセラーを生んだ人物が、まさかそんな衝撃的な言葉を残していたとは――。
もしこれが文字通りの意味なら、年間1万8000人規模の殺人事件が、毎年見逃されているということになります。警察も検察も法医学界も、何十年もこの事実を隠し続けてきたのでしょうか。それとも、この言葉にはまったく別の意味が込められているのでしょうか。
上野氏の真意を辿っていくと、そこには「文字通りの殺人」とは違う、もっと深い社会への警鐘が見えてきます。同時に、日本の死因究明制度には、先進国の中でも際立って低い「解剖率」という、無視できない現実も存在しています。スウェーデンの解剖率は9割超、対して日本はわずか1割程度――この差は、いったい何を意味するのでしょうか。
衝撃的な言葉の裏に隠された「本当の意味」、そこから見えてくる日本社会の構造的な弱点、そしてこの発言がなぜ陰謀論的に拡散していくのか。文字通りに受け取れば荒唐無稽にも思えるこの一言が、なぜ多くの人の心を掴み続けるのか――その答えを、ぜひ本編で確かめてみてください。













