会議で何時間話し合っても、誰も納得していない。多数決で決まったはずなのに、誰も本気で動かない。そんな経験、ありませんか?
実は、日本に多数決が導入されたのは明治以降のことです。それ以前の日本には「数で押し切る」という文化そのものが存在しませんでした。意見が対立したとき、人々が取った行動は安易な妥協ではなく、全員が腹落ちするまで徹底的に議論し続けること――「全会一致」だけが唯一の着地点だったんです。
そして全会一致に至った日本人の力は、権力者が最も恐れるほどのものでした。江戸時代、民衆の総意が一致したとき、幕府が決定した「大名の国替え」さえも撤回させた事例があります。これが「一揆」の本来の意味です。暴動ではなく、「心を一つに揆(はか)る」こと。その爆発力は、戦後の占領勢力にとっても脅威でした。
では、なぜ私たちはその力を失ってしまったのか。
麻文化の排除、家族制度の解体、多数決の導入――戦後に起きた一連の変化を「日本人の団結力を意図的に解体するプロセス」として読み直したとき、見えてくる景色があります。
日本人が本来持っていた「全会一致の爆発力」を、どうすれば取り戻せるのか。
その答えは、意外なほど身近なところにあります。
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