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秋田・八峰町で起きたこと

秋田県八峰町で稼働していた大規模太陽光発電施設(メガソーラー)が、国の固定価格買取制度(FIT)の認証を取り消されました。経済産業省が「悪質性が高い」と判断したほどの案件です。

この施設は法律の抜け穴を巧みに突いた、いわゆる“脱法メガソーラー”です。具体的には、FIT制度の認証を受けた後に事業者や土地を変更するなど、制度の趣旨を無視した運営が行われていたとみられています。本来、再生可能エネルギーの普及を目的として設計されたFITが、利益を最大化するための”抜け穴ゲーム”のツールとして悪用されていたわけです。


FITという”錬金術”のカラクリ

FIT制度とは何かを改めて整理しておきましょう。太陽光発電などで作った電気を、国が定めた固定価格で一定期間(20年間)買い取ることを保証する制度です。事業者にとっては「売上が20年間保証される」という、民間ビジネスとしては異例の超安定収益モデルです。

しかもその買取費用の原資は、私たちが毎月払っている電気代に上乗せされた「再エネ賦課金」です。2024年度の再エネ賦課金の総額は約3.8兆円にのぼるとされています。つまり、国民全員が”強制的に”この事業者たちの収益を支えているという構造になっているわけです。

ここで陰謀論的な視点を少し入れてみましょう。FIT制度が導入されたのは2012年、民主党政権末期のことです。当時の制度設計があまりにも事業者有利だったため、「最初から特定の利権グループへの利益誘導だったのでは?」という見方は今でも根強く残っています。実際、制度開始直後に大量の認証申請が殺到し、好条件の”権利”だけを取得して転売するブローカー的な動きが横行したのは事実です。


地元に残るのは傷跡だけ

八峰町のケースに限らず、全国各地のメガソーラー問題に共通するのが「地元が一方的に被害を受ける」という構図です。

山林を大規模に伐採するため、土砂崩れや洪水リスクが急増します。景観が破壊され、地域の観光資源や農業・林業にも悪影響が出ます。工事や運営に地元雇用はほとんど生まれず、税収面での恩恵も限定的です。儲かるのは外部の事業者だけ、リスクと傷跡は地元に残る——この構図は、植民地的な資源収奪と本質的に変わらないと言っても過言ではないでしょう。

そして問題はこれだけではありません。FIT制度による買取期間は20年です。2012年〜2015年ごろに集中設置されたパネルは、2032年〜2035年にかけて一斉に廃棄・撤去問題という次のステージに突入します。パネルには鉛やカドミウムなどの有害物質が含まれており、不法投棄のリスクも現実的です。


「今だけ・金だけ・自分だけ」の政治とその末路

この問題の根っこには、政治と経済界の歪んだ関係があります。再エネ推進を錦の御旗に掲げながら、実態は「誰が儲けるか」の綱引きです。

太陽光関連企業から政治家への献金、天下り、ロビー活動——こういった構造が、ずさんな制度設計を放置し、脱法的行為を見逃し続けた土壌を作ってきました。「環境にいいこと」という免罪符が、あらゆる不正を覆い隠すバリアとして機能してきたとも言えます。

今回の認証取り消しは、ある意味で「氷山の一角」に過ぎません。全国でFIT認証を受けたメガソーラーは数万件を超えており、同様の脱法・グレーな案件が潜んでいる可能性は十分にあります。


私たちに何ができるか

まず「知ること」です。再エネ賦課金は毎月の電気代の明細に記載されています。あなたが払っているそのお金が、誰の懐に入っているのかを意識することが第一歩です。

次に「問うこと」です。地域の議会や選挙で、この問題を候補者に問いましょう。廃棄パネルの処理費用は誰が払うのか、土砂災害が起きたときの責任の所在はどこにあるのか——これらは今すぐ答えを求めるべき、切実な問題です。

「今だけ・金だけ・自分だけ」で動く人たちに、未来の責任を取らせる仕組みを作るのは、私たち有権者しかいないのです。


参考:経済産業省「再生可能エネルギー固定価格買取制度」関連資料、各種報道

上城 孝嗣

日本を愛する人と繋がりたい🇯🇵🌸毎日「気づき」を提供するために発信中! 嘘を教える教育や、メディアに破壊され続けてきた日本人の魂。まずは何事にも好奇心を持ち、世界にも目を向ける事。これまで知らなかった多くの事を学ぶと全てが繋がって真実が見えてきます。 「知らないのは恥ではない、知ろうとしないのが恥である」

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