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まずは「知る事」から始まる

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まず、日教組って何者なのか?

正式名称は「日本教職員組合」。全国の教職員のおよそ3割、約28万人が加入する日本最大級の労働組合で、民主党(現・立憲民主党)の最大支持母体である連合の中核を担う有力組織です。

学校の先生の組合、と聞くとなんとなく地味なイメージがあるかもしれませんが、この組織が引き起こす社会的な波紋は、想像をはるかに超えています。広島で開かれた全国教研集会には、なんと260台もの街宣車を持つ右翼団体が押し寄せ、警察は2000人体制で警備にあたりました。道路は封鎖され、機動隊との小競り合いも発生。これが”教師の研究発表会”の周辺で起きていた光景です。


誕生の背景は「戦争への反省」だった

日教組が結成されたのは1947年、戦後まもないころです。GHQの民主化政策の一環として労働組合結成が推進されたことが直接のきっかけですが、その精神的な根っこはもっと深いところにあります。

「戦前、教師たちは子どもたちを戦場に送る教育に手を貸してしまった」──その痛烈な反省こそが、日教組の出発点でした。「二度と子どもたちを戦争に送ってはいけない」という強い使命感のもと、平和憲法と教育基本法の堅持を掲げて活動を始めたのです。

設立当初は文部省との関係も悪くなく、戦争で焼かれた校舎の再建や、義務教育予算の獲得などで協力し合っていました。ところが朝鮮戦争の勃発により状況は一変します。警察予備隊の創設や教育の「再軍備的」な動きを日教組が「戦前への逆戻り」と強く批判したことで、政府・文部省との対立が深まり、吉田内閣の文部大臣が公然と日教組を批判するという異例の事態にまで発展しました。


自民党からは”教育の癌”、保守派の批判ポイントは3つ

長年にわたって自民党保守派が日教組を批判してきた論点は、大きく3つに整理できます。

①日の丸・君が代の否定

国旗・国歌法への反対運動を組織的に展開してきた日教組。「国家主義的価値観の押し付け」だと主張していますが、保守派からすれば「日本人としての誇りを子どもから奪う行為」と映るわけです。

②偏向教育の推進

偉人伝の授業や道徳教育にも反対してきた経緯があり、「価値観の押し付けになる」という論理ですが、「それ自体が左派的価値観の押し付けではないか」という反論も根強くあります。

③政治の教育現場への持ち込み

労働組合として政治活動を行うこと自体は合法ですが、その活動が授業の場にまで及んでいるという指摘は後を絶ちません。「先生が授業中に政治的主張を行う」という問題は、一部の保護者の間で今でも根強い不満の種となっています。


ここからが本番──陰謀論的視点で読み解くと

少し踏み込んだ見方をしてみます。

日教組と民主党の関係は「支持団体と支持政党」という表向きのものにとどまりません。政権交代が実現した鳩山政権下では、全国学力テストの縮小・廃止、教員免許更新制の見直しといった政策が次々と打ち出されましたが、これらはまさに日教組が長年要求してきた内容とほぼ一致しています。「政策が政党を動かしているのか、組合が政党に書かせているのか」──そんな疑問を持つ人がいるのも無理はありません。

さらに興味深いのは、日教組の組織率がかつて8割を超えていたという事実です。戦後の長い期間、全国の学校教育の現場を、特定の思想傾向を持つ組合が実質的に掌握していたわけです。カリキュラムや教科書の選択、授業の進め方まで影響力を及ぼし得る立場にあったとすれば、「戦後日本の価値観はいかにして形成されたのか」という問いは、もう少し真剣に考えてみる価値があるかもしれません。

もちろん、「日教組=悪の組織」という単純な図式は正確ではありません。平和教育や子どもの権利擁護など、評価すべき活動も多くあります。ただ、組織の意図と教育現場への影響がどの程度連動していたのか、その全貌は今もはっきりとは見えていないのです。


結局、日教組は「虚像」か「実像」か

右翼団体が街宣車260台で押しかけ、警察2000人が動員される組織──それが学校の先生の集まりだという現実は、この国の教育をめぐる対立がいかに深いものかを物語っています。

「子どもたちを戦場に送ってはいけない」という原点の想いは、おそらく本物です。しかしその想いが、長い年月の中でどのように変容し、政治と絡み合い、現場の先生たちにどう作用しているのか──それを問い続けることが、私たち一人一人に求められていることではないでしょうか。

教育は未来への投資であり、同時に価値観をめぐる最前線の戦場でもあります。日教組という鏡を通して見えてくるのは、戦後日本社会が抱えてきた、まだ解決されていない宿題なのかもしれません。

上城 孝嗣

日本を愛する人と繋がりたい🇯🇵🌸毎日「気づき」を提供するために発信中! 嘘を教える教育や、メディアに破壊され続けてきた日本人の魂。まずは何事にも好奇心を持ち、世界にも目を向ける事。これまで知らなかった多くの事を学ぶと全てが繋がって真実が見えてきます。 「知らないのは恥ではない、知ろうとしないのが恥である」

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