Skip to content

まずは「知る事」から始まる

Menu

元CIA職員のジョン・キリアコウという名前を聞いたことがあるでしょうか。15年間にわたってCIAに勤務し、9.11後にはパキスタンで対テロ作戦の責任者を務めた、いわばアメリカの「影の戦争」の最前線にいた人物です。彼が公の場でCIAの拷問プログラムを告発した結果、待っていたのは称賛でも感謝でもなく、23か月の実刑判決でした。内部告発者を守るはずの法律があるにもかかわらず、です。この一点だけでも、私たちは「何かがおかしい」と感じるべきではないでしょうか。


あなたは今、この瞬間も見られています

キリアコウが繰り返し強調しているのが、現代の監視体制の恐ろしさです。「彼らはあなたの全てを見ることができる」という言葉は、比喩でも誇張でもありません。スマートフォンのカメラとマイクは、ユーザーが意識しない状態でも起動できるとされています。スノーデン文書で明らかになったNSAのPRISMプログラムは、GoogleやApple、Facebookなどの主要テック企業のサーバーに直接アクセスしていたことを示しました。つまり、あなたが「プライベート」だと思っているメッセージも通話も、すでに誰かの目に触れている可能性があるわけです。

さらに踏み込んだ話をすると、CIAが保有するとされる「Vault 7」ツール群(2017年にウィキリークスが公開)には、テレビのスマート機能をハッキングして室内の会話を傍受するツールや、Androidおよびi0Sデバイスを遠隔操作するツールが含まれていたとされています。暗号化アプリを使っても意味がない、なぜならデバイス自体がすでに侵害されているから、というわけです。これはもはやSFではなく、公開された文書に記載された現実の話です。


「自動車事故」という名の暗殺

中でも特に衝撃的なのが、CIAが自動車を遠隔操作し、事故に見せかけて標的を「処理」できるという話です。現代の車両はほぼすべてコンピューター制御されており、ブレーキ・ハンドル・アクセルに至るまでソフトウェアで管理されています。セキュリティ研究者たちはすでに、外部からの車両ハッキングが技術的に可能であることを実証しています。

ここで思い出されるのが、2013年に亡くなったジャーナリストのマイケル・ヘイスティングスの件です。彼はCIAやアメリカ軍の腐敗を追っていたことで知られており、死亡直前に「FBI・CIAに監視されている」と知人にメールを送っていたとされています。彼の乗った車は深夜、突然制御を失い街路樹に激突。車体は炎上し、エンジンが現場から約50メートルも離れた場所に飛んでいたと報告されています。事故なのか、それとも——。

そして日本でも、要人が乗車中に車が突然暴走するという不可解な事件がいくつか報告されています。「ペダルの踏み間違い」「機械的トラブル」と片付けられることが多いですが、こうした技術の存在を知った上で改めて振り返ると、果たして本当にそれだけで説明がつくのか、疑問を感じずにはいられません。


拷問を告発した男が刑務所に送られる逆説

キリアコウが告発したのは、CIAがアルカイダ容疑者に対してウォーターボーディング(水責め)をはじめとする拷問を組織的に行っていたという事実です。彼はこれをメディアに対して証言しました。ところが、拷問を命じた側の人間は誰も起訴されず、それを告発したキリアコウだけが「機密情報漏洩」の罪で有罪になったのです。

これは単なる皮肉ではなく、権力構造の本質を示していると言えるでしょう。「悪いことをした者」ではなく「悪いことを暴いた者」が罰せられる。この構図はキリアコウだけに限りません。エドワード・スノーデンは今もロシアに亡命中であり、チェルシー・マニングは長期にわたって投獄されました。告発者たちの末路を見せることで、次に声を上げようとする者を封じ込める——これが意図的な「見せしめ」でないとしたら、何と呼べばよいのでしょうか。


私たちにできることは何か

「どうせ一般市民は関係ない」と思いたい気持ちはわかります。しかし、監視技術は今や一般市民にも広く向けられています。デジタル広告のターゲティング、位置情報の収集、検索履歴の分析——これらは「便利なサービス」の名のもとに私たちが自ら差し出しているデータです。

キリアコウのような人物が命がけで暴こうとしている事実を、私たちは少なくとも「知ろうとする姿勢」を持つべきではないでしょうか。情報を疑い、構造を疑い、「なぜその人は黙らされたのか」を問い続けること——それが、監視社会に生きる私たちにできる、最初の一歩だと思います。

上城 孝嗣

日本を愛する人と繋がりたい🇯🇵🌸毎日「気づき」を提供するために発信中! 嘘を教える教育や、メディアに破壊され続けてきた日本人の魂。まずは何事にも好奇心を持ち、世界にも目を向ける事。これまで知らなかった多くの事を学ぶと全てが繋がって真実が見えてきます。 「知らないのは恥ではない、知ろうとしないのが恥である」

Sponsor

人気記事ランキング