トランプ大統領がまたやってくれました。国防総省に対し、地球外生命体やUFO(未確認飛行物体)、さらにはUAP(未確認異常現象)に関する機密情報の公開を指示すると表明したのです。
「おお、ついにコンタクトか!」と宇宙ロマンに胸を躍らせた人も多いでしょう。でも、ちょっと待ってください。このニュースが飛び出したタイミング、よく見るとかなり意味深なんです。
イランvs.UFO、同時進行の不思議
このUFO情報公開の発表が出たのは、まさにアメリカがイランへの軍事攻撃を検討しているかどうかという、緊張感MAXの時期と重なっています。偶然にしては、できすぎた話じゃないでしょうか。
外交や安全保障の世界には「注意をそらす」という古典的な手法があります。政治的に都合の悪いタイミングで、国民やメディアの目を別の話題に向けさせる——いわゆる「しっぽを振る犬(Wag the Dog)」戦略です。UFOほど、あらゆる層の注目を一瞬で集められるトピックはありません。保守もリベラルも、陰謀論好きも懐疑論者も、みんなが反応せずにはいられない。メディア的には最強の「目くらまし」コンテンツとも言えるわけです。
もちろん、これが単なるメディア操作だと断言するのは早計です。ただ、「なぜ今なのか」という問いは、極めて真っ当な疑問です。
陰謀論的に深読みすると…
ここからはちょっとディープな話です。
一部の研究者や元政府関係者の間では、「UFO・UAP情報の公開は、軍産複合体の次のフェーズへの布石である」という見方があります。つまり、「宇宙空間を次の戦場にするための世論準備」だという解釈です。実際、アメリカはすでに「宇宙軍(Space Force)」を創設しており、宇宙における軍事的優位を国家戦略の柱に据えています。UFOの存在を公式に認めることで、「宇宙防衛のための予算拡大」に対する国民の理解と支持を得やすくなる——そんな思惑があるとしたら、どうでしょう。
さらに過激な読み方をすると、「エイリアンの脅威を演出することで、国際的な団結を促し、イランや中国・ロシアといった対立軸を相対化する」という超長期シナリオまで浮かび上がります。「人類共通の敵(=宇宙人)」を設定することで、地球上の対立を棚上げにする——SFでは定番のプロットですが、現実の地政学にも応用できなくはない発想です。
ペンタゴンが隠してきたものとは?
そもそも、アメリカ政府がUFO・UAPに関する情報を長年にわたって隠蔽してきたこと自体は、今や半ば公式に認められています。2021年には議会への公式報告書が提出され、海軍パイロットが撮影した謎の飛行物体の映像も公開されました。元CIA長官や元国防長官経験者までもが「説明のつかない現象がある」と証言しています。
つまり「UFOなんてオカルトでしょ」という時代は、すでに終わっています。問題は「何が隠されているか」ではなく、「なぜ今、どこまで公開するのか」という政治的判断の問題に移ってきているのです。
結局、トランプは何がしたいのか
トランプという政治家を理解するうえで重要なのは、彼が「常に交渉のカードを複数持つ」スタイルだという点です。UFO情報公開は、国内向けには「俺は隠し事をしない大統領だ」というアピールになり、対外的には「アメリカには君たちの知らない技術・情報がある」という示威行動にもなり得る。イランに対して「俺たちが何を持っているか、お前らには分からんぞ」という心理的プレッシャーを与えるツールにもなります。
馬鹿にできない、したたかな多層戦略——と見ることもできるのです。
真実がどこにあるかは、まだ誰にもわかりません。ただひとつ確かなのは、「UFO情報公開」と「中東の緊張」が同時進行しているこの瞬間、世界は何か大きな転換点に差し掛かっているのかもしれない、ということです。空を見上げながら、ニュースもちゃんとチェックしておきましょう。







