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まずは「知る事」から始まる

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「どうして日本人はこんなにバカになったんだろう」

これは、司馬遼太郎が22歳のときに抱いた感想です。若き日の自分に宛てた手紙のような言葉として、晩年に語られたもの。そしてこの怒りこそが、『竜馬がゆく』や『坂の上の雲』を生み出した原動力でした。


日本人は「戦術」は得意でも「戦略」が分からない

司馬が指摘した日本人の根本的な問題、それは「戦略を持てない」ことでした。現場レベルの実行力や技術力は高い。でも、それを束ねてグローバルな視点で動かす「総合者」が、日本の歴史においてほとんど存在しなかったのではないか——と彼は問います。

これは過去の話ではありません。個々の技術者は優秀なのに、組織として世界戦略を描けない。そんな現代日本の姿と、驚くほど重なります。


日露戦争が暴いた「正直さ」と「熱狂」の分岐点

明治の指導者たちには、ある意味での正直さがありました。「ロシアには勝てない、せめて痛み分けに持ち込もう」という現実的な目標設定。ところが辛くも勝利した瞬間、その謙虚さは吹き飛びました。

日比谷公園に集まった群衆は「もっと領土を!もっと賠償金を!」と沸騰した。そしてメディアは戦争の凄惨な実態を伝えず、勝利の熱狂だけを増幅させた。司馬はここに「日本の近代が大きく曲がり始めた瞬間」を見ています。

成功しているときほど、現実を見失いやすい——この教訓は、高度経済成長期の日本にも、そして今の私たちにも静かに問いかけてきます。


「美弱なる電流」をもう少し強く

司馬が晩年に語った「侍の精神」も、単なる懐古主義ではありません。自分の失敗に正直に向き合い、言い訳をせず責任を取る——その自己への厳格さこそが本質だと言います。

「やったらと技術大国になって、お金を持ってる国になった。でもそれを持ってないと、格好悪いですよね」

そして彼が残した言葉——「自分に厳しく、相手には優しく」。これは道徳的なお説教ではなく、歴史から導き出された実践的な知恵です。


司馬遼太郎の問いは、まだ終わっていません。続きは本文で。

https://note.com/taka_peace369/

上城 孝嗣

日本を愛する人と繋がりたい🇯🇵🌸毎日「気づき」を提供するために発信中! 嘘を教える教育や、メディアに破壊され続けてきた日本人の魂。まずは何事にも好奇心を持ち、世界にも目を向ける事。これまで知らなかった多くの事を学ぶと全てが繋がって真実が見えてきます。 「知らないのは恥ではない、知ろうとしないのが恥である」

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