「副作用が出ても、製薬会社には責任を問えない」――そんな契約が、世界中の政府とひっそり結ばれていたとしたら、あなたはどう感じますか?
これは陰謀論でも都市伝説でもなく、実際に各国政府が締結した契約の中に盛り込まれていた条件です。COVID-19ワクチンをめぐる「不都合な事実」は、センセーショナルな主張の中に埋もれてしまいがちですが、冷静に数字や制度を追うと、見えてくるものがあります。
製薬会社の「免責条項」という現実
コロナワクチンの普及にあたり、ファイザーやモデルナなどの製薬大手は、多くの国と「副反応による損害賠償を求めない」という免責条項付きの契約を結んでいました。
米国では1986年に成立した「国家小児ワクチン傷害法」により、ワクチンメーカーはすでに通常訴訟から保護されています。日本でも、COVID-19ワクチンについては予防接種法に基づく健康被害救済制度が設けられていますが、補償の申請件数と認定件数の間には大きな開きがあります。
厚生労働省のデータによると、2024年時点で副反応疑い報告は数万件にのぼり、そのうち重篤と分類されたケースも相当数存在します。因果関係の「評価不能」とされるケースが多く、被害者が補償を受けるハードルは決して低くないのが現状です。
「緊急承認」という名の速度と、そのトレードオフ
通常、新薬の承認には10年前後の臨床試験期間が必要とされています。しかしCOVID-19ワクチンは、緊急使用許可(EUA)という枠組みのもと、わずか1年足らずで実用化されました。
スピードは確かに命を救ったかのように見えました。一方で、長期的な安全性データは承認当初には存在しませんでした。これは批判ではなく、制度設計上の本質的なトレードオフです。問題は、そのトレードオフが市民に対して十分に説明されたか、という点にあります。
EUの内部文書やPMDA(日本の医薬品審査機関)の審査報告書は公開されており、研究者や市民が独自に確認できます。審査過程を「ブラックボックス」と捉えるより、こうした一次資料にあたることが、健全な懐疑心の出発点になるはずです。
製薬産業の「利益構造」を経済学的に見る
ファイザーは2022年、コロナワクチンと治療薬だけで約10兆円超の売上を記録しました。これは一企業の単年収益としては異例の規模です。
製薬会社が利益を追求するのは、株式会社として当然の行動原理です。問題はそこではなく、「公的資金で開発された技術が、民間企業の独占的利益に転換される構造」にあります。mRNAワクチンの基礎研究の多くは、NIH(米国立衛生研究所)などの公的機関が資金提供していました。
この構造に対して、「知的財産権の一時停止」を求める声が新興国を中心に上がりましたが、先進国の反対により実現しませんでした。これもまた、検証可能な事実です。
私たちに必要な「批判的思考」とは何か
ダルグレイシュ博士やロジャース博士のような研究者が問題提起をする背景には、制度や構造への正当な疑問が含まれていることもあります。ただし、その主張を鵜呑みにすることも、頭ごなしに否定することも、どちらも思考停止です。
大切なのは、一次資料にあたること。政府の公開データ、審査報告書、臨床試験の論文――これらはすべて、私たちがアクセスできる場所にあります。
「誰かが隠している」と叫ぶより、「公開されているのに誰も読んでいない」という現実の方が、ずっと深刻かもしれません。
情報の非対称性こそが、最大の権力構造です。読むことが、抵抗の第一歩です。
ダルグレイシュ博士「『ワクチン』は『ワクチン』ではなかった」腫瘍学者アンガス・ダルグレイシュ博士のCOVID-19ワクチンについて「これらの『ワクチン』は『ワクチン』ではなかった。信じられないほどの被害を引き起こした。」と語っています。… pic.twitter.com/2F5emaESRk
— 🌸上城孝嗣 | 因果の法則 | 彌栄 | 感謝 🙏 (@taka_peace369) March 10, 2026








