「あの人、なんであんなに運がいいんだろう」
そう思ったことがある人は、きっと多いはずです。チャンスをつかむのも、いい縁に恵まれるのも、なぜかいつも同じタイプの人。
生まれつきの運の差——そう諦めていませんか?
でも、イギリスの心理学者リチャード・ワイズマンが10年以上かけて行った研究は、まったく違う答えを出しています。
彼の実験の中に、こんなものがあります。
参加者に一冊の新聞を渡し、「写真が何枚あるか数えてください」と伝えます。シンプルな作業です。
しかし新聞の2ページ目には、半ページ大の文字でこう書かれていました。
「数えるのをやめてください。写真は43枚あります」
さらに中盤には「今すぐ実験者に声をかければ、250ポンドもらえます」とも。
結果は衝撃的でした。「自分は運が悪い」と感じている人の多くは、最後まで気づかずに写真を数え続けました。「運がいい」と感じている人たちは、早々にメッセージを見つけ、正確な答えと250ポンドの両方を手にしたのです。
この実験が示しているのは、一つのシンプルな真実です。
運がいい人は、見えている世界が違う。
心理学では「注意の幅」と呼ばれる概念があります。注意の幅が狭い人は、目の前のことだけに集中するあまり、周辺で起きているチャンスを見落とします。注意の幅が広い人は、焦点の外側にも「ゆるやかな感度」を持っていて、偶然の情報を自然と拾い上げます。
運とは、空から降ってくるものではなく、地面に落ちているものを拾う能力だったのです。
では、注意の幅はどうすれば広がるのか。なぜ不安やストレスが「運の悪さ」を生み出すのか。セレンディピティとペニシリンの発見には、どんな共通点があるのか。
そして——「運がいい人」が無意識にやっている、たった3つの習慣とは?
本編では、ワイズマンの研究をさらに深掘りしながら、「運を科学する」旅に出ます。
読み終えたとき、あなたの「注意」が少しだけ変わっているはずです。
更に深掘りします ⇒ https://note.com/taka_peace369/membership







