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交渉はなぜまとまらないのか?

2025年、スイス・ジュネーブで開かれた米イラン核協議の第3回会合が、また合意なしで幕を閉じました。

アメリカ側の要求はシンプルで強硬なもの――「核施設を廃棄せよ、濃縮ウランも全部引き渡せ」というものです。これに対してイランは「ノー」と突っぱねました。CNN、AP、PBSといった複数の国際メディアもこの事実を確認しています。

表向きは「外交交渉の行き詰まり」ですが、ちょっと立ち止まって考えてみると、なかなか興味深い構図が浮かび上がってきます。


空母2隻が中東に集結するタイミングが”できすぎ”では?

交渉が決裂したのとほぼ同時に、米空母「ジェラルド・R・フォード」がギリシャ・クレタ島を出港し、中東へ向かい始めました。すでに「エイブラハム・リンカーン」が展開中の中東に、さらにもう一隻の空母が加わるわけです。

この2隻の展開により、米海軍艦艇の実に35%が中東地域に集結しているという状態になっています。

「交渉しながら軍を動かす」――これは外交なのか、それとも脅しなのか。陰謀論的な見方をすれば、「最初から交渉を成立させるつもりはなく、軍事的圧力を正当化するための”アリバイ交渉”だったのでは?」という疑念も生まれてきます。歴史的に見ても、こういった”交渉しながら軍備増強”というパターン、どこかで見たことがある気がしませんか?


イスラエルには黙認、イランには制裁――この二重基準の正体

ここで欧州議会議員たちが繰り返し指摘している問題に触れておかなければなりません。

イスラエルは核兵器を保有していると広く認識されていますが、アメリカはこれを事実上”黙認”し、NPT(核不拡散条約)の枠外として扱っています。一方でイランに対しては厳しい経済制裁と、今回のような軍事的圧力を加え続けている。

この「同じ核の問題なのに、なぜ扱いがまったく違うのか?」という疑問は、単純な陰謀論というより、多くの国際政治の専門家や外交官が真剣に議論している問題です。中東の盟友関係と石油利権、そして兵器産業との複雑な結びつきを考え始めると、「公平な国際秩序」という建前がいかに薄いものかが見えてきます。


2018年のJCPOA離脱から続く”終わらない緊張”

そもそもこの緊張の直接的な火種は、トランプ政権が2018年にJCPOA(イラン核合意)を一方的に離脱したことにあります。あのとき「合意を守っていたのはイランのほうだった」とIAEA(国際原子力機関)も認めていたにもかかわらず、アメリカは離脱を強行しました。

その後イランは段階的に核開発を加速させ、現在の高濃縮ウラン保有につながっています。つまり「イランを核開発に追い込んだのは誰か?」という問いに対して、アメリカ自身の行動が答えの一部になっているというわけです。


結局、この先どうなるのか?

楽観的なシナリオは「第4回協議で合意の糸口が見つかる」ですが、空母2隻が展開するこのタイミングでそれを信じるのは難しいのが正直なところです。

むしろ注目すべきは、イスラエルがイランの核施設への単独攻撃を検討しているという情報が定期的に流れていることや、アメリカがそれを「止める気があるのかどうか」という点かもしれません。

歴史は繰り返すと言いますが、中東の火薬庫に空母2隻分の火種が加わった今、この問題から目を離すのは少し怖い気がします。


国際情勢は常に動いています。「公式発表」の裏側にある文脈を読む習慣が、これからの時代はますます大切になってくるのかもしれません。

上城 孝嗣

日本を愛する人と繋がりたい🇯🇵🌸毎日「気づき」を提供するために発信中! 嘘を教える教育や、メディアに破壊され続けてきた日本人の魂。まずは何事にも好奇心を持ち、世界にも目を向ける事。これまで知らなかった多くの事を学ぶと全てが繋がって真実が見えてきます。 「知らないのは恥ではない、知ろうとしないのが恥である」

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