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まずは「知る事」から始まる

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「お金の話はみっともない」「お金に執着するのは品がない」――幼い頃からそんな言葉を聞かされて育ってきた人は多いのではないでしょうか。でも少し立ち止まって考えてみてください。なぜ日本では、生きていくうえで絶対に必要な「お金の知識」が、学校でほとんど教えられてこなかったのでしょうか?


海外では「当たり前」の金融教育

アメリカでは多くの州で、高校の必修科目として「パーソナルファイナンス」が設けられています。イギリスやオーストラリア、シンガポールでも、投資・貯蓄・税金・保険といった実生活に直結する金融リテラシー教育が、義務教育の段階からカリキュラムに組み込まれています。

子どもたちは「お金はどうやって稼ぐのか」「どう管理するのか」「どう増やすのか」「どんなリスクがあるのか」を学校で体系的に学ぶわけです。これはもはや先進国の常識とも言えます。

ところが日本では長らく、金融教育はほぼ存在しないも同然でした。文部科学省の調査でも、教員の指導体制の不備や、教師自身の金融知識の不足が主な原因として挙げられています。先生が教えられないから教えない、という悪循環が何十年も続いてきたわけです。


「お金は汚いもの」という刷り込みの正体

問題はカリキュラムだけではありません。日本社会全体に深く根を張っているのが、「お金の話はタブー」という文化的な刷り込みです。

家族や親しい友人の間でも、収入や資産の話をするのははばかられる。「お金に執着する人は卑しい」「清貧こそ美徳」――こうした価値観は、どこから来たのでしょうか。

ここで少し踏み込んだ視点を紹介しましょう。一部の論者は、こうした「お金を学ばせない構造」は偶然ではなく、ある種の意図のもとで維持されてきたのではないかと指摘しています。

金融の仕組みを理解していない国民は、銀行や大企業、あるいは政府にとって「扱いやすい存在」になります。お金の流れを知らなければ、低金利の預金にただお金を預け続け、税金の抜け道も知らず、複利の恩恵も受けられません。金融リテラシーが低ければ低いほど、既存の金融システムへの依存度は高まる――そういう構造が、意図的に温存されてきた可能性があると言うのです。

もちろん、これが確かな「陰謀」かどうかは証明できません。しかし、学校でお金を教えないことで最も利益を得るのは誰か?を問うと、「教えない理由」がぼんやりと浮かび上がってくるのも事実です。


「通帳画像」に騙される人たちの悲劇

「月収100万円の証拠」「資産1億円の実績」――SNSやDMで送られてくる通帳の画像や残高のスクリーンショットを見て、信じてしまう人が後を絶ちません。

これは単純な「だまされやすさ」の問題ではありません。本当にお金を持っている人がどのように振る舞うか、何を大切にするか、どんなコミュニケーションをとるか――そういった「リアルな感覚」を養う機会がなかったために起こる悲劇だと言えます。

富裕層はむやみに資産を見せびらかしません。通帳の数字は簡単に画像編集できます。「すぐに稼げる」「絶対に儲かる」といった言葉を使う時点で、本物の投資家とは言えません。こうした基本的な「お金の嗅覚」が、金融教育の中では当然のこととして教えられます。しかし日本ではそれを学ぶ場がなかったため、多くの人がゼロから騙されながら学ぶ羽目になっているわけです。


変化の兆し――でも「待つ」のは危険

2022年から高校の家庭科で投資信託などを含む金融教育が必修化され、2025年時点では企業や民間団体が主導する補完的な金融リテラシー教育も増加傾向にあります。ようやく時代が動き始めたとも言えます。

ただし、制度が追いついてきたからといって、大人が「あとは学校任せ」でいい話にはなりません。学校教育が整備されるまでには時間がかかりますし、教える側の教員の知識レベルにもばらつきがあります。

今の大人世代は、自分で学ぶしかない時代を生きています。


今日からできること

お金の勉強は、難しく考える必要はありません。まずは「複利」「インフレ」「分散投資」「税金の仕組み」といった基本的な概念を理解するだけで、日常の判断が大きく変わってきます。

書籍やYouTube、FP(ファイナンシャルプランナー)への相談など、今は無料・低コストで学べる環境が整っています。大切なのは「お金は汚い」という刷り込みを手放し、「お金を知ることは自分を守ること」と認識を切り替えることです。

知識は最強の資産です。誰にも奪われませんし、使っても減りません。あなたの財布を守るために、今日から一歩踏み出してみてください。


「お金を学ぶのに遅すぎることはない」――まずは一冊、金融リテラシーに関する本を手に取ることから始めてみましょう。

上城 孝嗣

日本を愛する人と繋がりたい🇯🇵🌸毎日「気づき」を提供するために発信中! 嘘を教える教育や、メディアに破壊され続けてきた日本人の魂。まずは何事にも好奇心を持ち、世界にも目を向ける事。これまで知らなかった多くの事を学ぶと全てが繋がって真実が見えてきます。 「知らないのは恥ではない、知ろうとしないのが恥である」

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